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自分の安全は自分で守る!
自転車で車道を安全に走行するためのコツ

以前、道交法違反で赤切符を切られることがある!という記事を書きましたが、つい先日の道交法改正で、軽微な違反でも摘発が行われるようになりました。14歳以上は道路の左端を走らなければなりませんが、日本の道路は自転車が走るように設計されていない箇所が多いので、身の危険を感じる事があります。そこで、自転車通勤をしている筆者が気を付けている点を上げてみました。

自分の安全は自分で守る!自転車で車道を安全に走行するためのコツ
きちんと止まることが重要です

道路走行上の注意点

道交法の順守

道路を走らされることが一番危ない!と言う声はご尤もですが…道交法をきちんと守ればある程度の危険からは身を守ることができます。自転車は軽車両なので、制限速度も自動車と同じように適用されます。

左折車の横をすり抜けない

交差点で左折する車に巻き込まれる事故が多発しています。自転車に乗っていれば左折ウィンカーに気を付けるのは当たり前ですが、中には信号待ちをしている間に点けたり、酷い場合はウィンカーを点けないドライバー、自転車の前に割り込んで左折するドライバーもいます。
また、左折車が邪魔で直進できないことを理由に歩道へ上がる人もいますが、交差点付近は人の動きが不規則な上に、街路樹で人が見えない事もあり、危険です。
信号待ちから動き出す時は、前の車の左後方について進みましょう。後ろから追い越してくる車の挙動にも注意です。

路線バスを追い越さない

自転車に乗っていて一番困るのが、路線バスです。バス停が近づく度に、急減速・幅寄せ・一時停車・発車を繰り返します。危ないので近づかないのが一番ですが、追い抜く場合は周りの状況をよく確認してください。こういったことにイライラしてしまう人は、路線バスの通る道を使わないようにしたり、バスの多い時間を避けるとよいでしょう。

自転車を追い越す時は振り返って後ろを確認

自分より速度の遅い自転車を追い越す時は、必ず後続車との距離を確認しましょう。

路肩駐車を避ける時は、振り返って後ろを確認

出来れば路肩駐車している車の後ろで緩やかに減速・一時停止し、自動車の列が切れたら自動車レーンにはみ出して追い越しましょう。自動車の列が切れないような道路であれば、十分に注意して歩道に上がってもよいでしょう。また、後ろに自転車が続いていて、停車すること自体が危ない場合もあります。そういったときは、後続の自動車との距離を確認し、十分な車間があれば、右手で合図して車道に出て、路肩駐車を避けます。この時の合図は、大抵は「右折」(右手を体の横で水平に伸ばす)が使われています。

自分の安全は自分で守る!自転車で車道を安全に走行するためのコツ
歩道は徐行(すぐに止まれる速度での走行)が定められています

自転車追い越しのために歩道へ上がらない

中には、歩道を爆走する悪質な運転者もいます。視界の外から高速で進入してくるので、歩道に上がった時には目の前に…なんてこともあります。

歩道へ上り下りする時は前後確認をする

やむを得ず歩道を走行する場合は、ゆっくりと進入し、道路側を徐行しましょう。建物側は歩行者が歩くルールですし、なによりも建物から人が出てくることがあります。

夜は特に注意する

夜間に道路を走る場合は特に注意が必要です。自転車に乗っている人が黒い服を着ている場合、ドライバーは反射板でしか自転車の存在を知ることができません。最近は反射板に加えて、電池で点滅するテールライトをつける人も多くなってきました。私も装備していますが、つけていない場合と比べて、車が大きく避けてくれる気がします。

何といっても心の余裕を持つ

急いでいる時は、乱暴な追い越し・黄色信号での交差点進入などを起こしがちです。そして、心の余裕が無い時に限って、道路状況が複雑になるものです。ヒヤリとした事態に遭遇したら、まず、あなたの気持を急かしている事柄が、事故を起こしてまで優先すべきものかどうか、考えてみてください。

ライター:西野コウ
大学卒業後、アルバイト → 契約社員 → 正社員を経験しているWEBクリエイター。イラスト制作、デザイン、コーディング、ライティング、ディレクション、できるものは何でもやってみるスタイル。でもディスカッションは苦手。