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移住でライフスタイルをチェンジ!
Iターン・Uターンで移住して働き方を変える

最近の若者は仕事よりもライフスタイルを大切にする、なんて記事が出回ってから少し経ちました。現在は「生きる」ことを大切にするため、都心から地方へ移住する人も増えているようです。そこで、最近の傾向についてまとめてみました。

移住でライフスタイルをチェンジ!Iターン・Uターンで移住して働き方を変える
稼ぐだけじゃなく、自分なりの暮らし方を確立したい人が増えています

移住支援の状況

各地方自治体は都心から地方への移住の支援に積極的で、県庁WEBサイト内に移住の特設コーナーを設けている県もあります。特に限界集落を抱えるなどの地域では、破格の条件で家を手に入れることができたり、移住後のサポート体制の充実をうたう自治体もあります。移住者とともに地域を活性化したい、との狙いがあるため、多くは働き盛りの若い世代(20代~50代まで)を求めているようです。

移住スタイルいろいろ!

移住を決意する人は、住む場所だけではなく、人生そのものの転換を希望するケースも多いようです。彼らの多くは、数年~十年程度、企業に勤めた経験を持ちます。大体そのくらい勤めると「今のままでいても幸せになれないかもしれない」「他にやりたい仕事ができた」など、先が見えてくるのです。体力・気力のあるうちに新しい場所に移り、根づきたいという思いもあるでしょう。

移住において、住環境と同じくらい重要なことに仕事があります。もちろん、仕事よりもライフスタイルを優先し、理想の実現のために仕事を選ぶパターンもあります。

そこで、移住先での仕事を4つに大分してみました。

起業
パン屋やカフェなどを開店するなどの起業
就農
生産者になるために新規就農する
転職型
移住した先にある仕事に就く
転地型
場所に左右されない仕事を持っており、住居のみ移転する
移住でライフスタイルをチェンジ!Iターン・Uターンで移住して働き方を変える
Uターンして実家の農業を継ぐ、なんていうのも移住の形の一つ

よく耳にするのは、飲食店の開店のために移住するパターンです。記事として取り上げやすいこともあり、経験談も探せば沢山見つかります。彼らの多くは今の場所で経験を積んでおり、自分の理想のお店などを持つために移住を選択していることが多いのが特徴です。

次に、就農です。社会に出た後に農業に興味を持つ若者も増えています。TPP参加などの影響もあり、今後の需要がどのように動くかはわかりませんが、自治体は新規就農へのサポートを手厚くしています。就農者の高齢化に伴い、放棄される農地が増えることが予想されるためです。逆にいえば、新規就農を目指す人にとっては好機と言えます。

転職型は、移住した先にある仕事に就くパターンです。目立ちませんが、一番堅実であるともいえます。「子供のために自然が豊かなところで暮らしたい」と願う家族が多いように見受けられます。

最後は転地型です。元もと場所に左右されない仕事を生業としており、住居だけを移すパターンです。たとえば執筆業、フリーのイラストレーターやプログラマーなど、インターネット環境があれば顧客とやり取りできてしまうような職業ならば可能でしょう。

移住のメリット・デメリット

都心からそれ以外の地域への移住に限って言えば、以下のような事があげられます。

メリット
通勤時間の短縮、家賃が安くなる(地価の低下)、自然が豊か
デメリット
収入減、利便性の低下(店舗、交通機関が少ない)

働き方の多様化

移住でライフスタイルをチェンジ!Iターン・Uターンで移住して働き方を変える
どこであろうと、公私共に大切にできる環境に身を置きたいものです

通信の発達により、わざわざオフィスに出向かなくてもできる仕事も増えてきました。郊外や地方に住みながら都心の企業に勤めることも、不可能ではない時代です。雇用の形も様々になり、「雇われない生き方」、自営業を選択する人も増えてきています。自営業の大きなデメリットは企業年金が受け取れないことですが、それを差し引いても自分の力で「小さく稼いで」「豊かに暮らし」たいと考える若者が少しずつ現われてきているのが現状です。

そんな生き方があるということも、心の片隅に置いておいてくださいね。

ライター:西野コウ
大学卒業後、アルバイト → 契約社員 → 正社員を経験しているWEBクリエイター。イラスト制作、デザイン、コーディング、ライティング、ディレクション、できるものは何でもやってみるスタイル。